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[底]何で読みたいですか?

  • 2010-01-10 (日)
  • book

 最近電子ブックに関するコラムを読んで、なんとなく考えてみました。
 私はこのサイトでは HTML 形式で、同人サークルとしては書籍の形で物語を世に出しています。
 Second Connect を書いていた高校生の頃は Web サイトで公開することしか知らず、同人誌の存在は知っていましたが、自分で作るものではありませんでした(初めてイベントに一般参加したのは社会人になってからです)。
 自分でイベントに行くようになり、暁月[あきづき]の手伝いで冬コミに参加して以来、自分でも紙の本を作ってみたいと思っていたらいつの間にか実現していました。
 今はある程度深入りし(てしまっ)たので、物語を公表する手段はいろいろあるということがわかってきました。で、そのうちのいくつかはすぐにでも実現できます。
 さて、ではどうしましょう、となるわけです。
 私自身が何かを読む時に使う媒体は、大きく印刷物(書籍)、パソコン、iPhone の3つです。それぞれに一長一短があって、どれがベストとは一概に言えなくなってきています。電子ブックリーダーは持っていませんしあまり買う気もありませんが、おそらく上の3つにもない長所があり、それに見合った短所があるでしょう。
 リンク先の記事にもありますが、物として所有する喜びが味わえるのは印刷物の場合だけです。他はそのもの自体を所有する喜びはあるかもしれませんが、中のデータを「持っている」という感覚は薄いでしょう。実際薄いです。
 ですが、ニュースなど次々に変わっていくものの場合、印刷物(要は新聞)として読むよりも携帯性の高い iPhone や電子ブックリーダーで読むのがよさそうです。1本がそんなに長くないので、ブツ切りになってもいいわけですし。
 パソコンの場合は、ニュース単体を流し読みするもよし、気になった部分を追加で調べたりするにはいいですね。
 私が書いている物語の場合、正直どれでもいいと思います。基本的にそれほど長くないのでパソコンで読んで目がツラいということはないでしょうし、特に短編は iPhone クラスの小さな画面でも特に不自由なく読めると思います。
 私自身が「文庫本」というフォーマットがとても好きなので、連作である程度の長さになった「まなざし」や1本でそれなりのボリュームがある私立金高軽音部の3本は印刷/頒布しています。この辺をパソコンで読もうと思うと、「ギター弾きの見る夢」のように途中で区切った方が読みやすいでしょうが、1ファイルでずら~っと並んでいても読める範囲でしょうか。
 もう少し長いお話になると、これは書籍がベストだと思います。所有感の問題もありますが、単純に長い文章を読むには紙が一番楽です。後は、長くなればなるほど「あれ?ここんとこさっきなんて書いてあったっけ?」という風に前の記述を見直すことも多く……なりません?私だけでしょうか。
 また、長い話の場合は特にそうですが、日本語の文章の場合、横書きよりも縦書きの方が読みやすいと思います。その点からすると、印刷物か電子ブックリーダーですね。パソコンは縦書き苦手ですので。
 逆にパソコンでないと力を発揮できないのは、HTML の <font> タグや CSS の font を使って文字飾りを多用している文章。テキストサイトで多い形式ですね。これ、本にしてしまうとすごく読みづらそうな気がします。
 あとこれは個人的な感覚ですが、2ch の書籍化はどうもあまり惹かれないというか……これはパソコンで見てる方が面白いです。
 私はいろいろと保守的な感覚を持っているので、最終的には「紙」ないし「本」の形が一番落ちつく、というケースが多いです。本を作った時に最終チェックは紙でしていますし、仕事でもそれなりの分量があったりすると印刷して見ることがあります。
 そんな感じなので、物語の方はサイトでの公開はあくまでも「できるだけたくさんの人にすぐ読んでもらえる」形です。書籍は手に取っていただくまで結構大変ですが、Web サイトの形なら時間も場所も問わず、ふらりと寄ってちらっと読んでいただくのも簡単ですからね。
 きれいでも重たい PDF より、すぐロードできる HTML を使っているのも(昔は技術がなかったからでしたが)それだけの理由です。
 でも最終的にはやっぱり本がいいなぁ……と、思いながら、手帳にサイトのための短編や次のイベントのための話をきゅきゅいと書いています。次に紙の本を出すのはバレンタインデーのコミティア91ですね。

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