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[底]5/3の旅日記(前編: 結婚式)

  • 2009-06-14 (日) 21:00
  • thai

 4日目は特に長くなってきたので前後編に分けて出します。
 さて、ついにこの日は式本番。朝の5時半くらいに部屋の電話が鳴って起こされました。
アロヅ「……Hello?」(←相手が誰かわからないので……)
ハル母「あ、春屋さんですか?ひょっとしてうちの子そちらのお部屋にお邪魔してないかしら?」

 お母さんからのモーニングコール……というか呼び出しでした。すぐに起こして部屋に戻るように伝えます、と言って電話を切ると、ハルも同じく電話の呼び鈴で目を覚ましていました。
 二日酔いの頭でふらふら戻っていくハルを見送って、ちょっとだけ二度寝。朝8時半に食事をしてロビーに集合だったのです。
 二度寝すると大方起きられないのが世の常ですが、さすがに多少なりとも気を張っていたからか、無事に間に合う時間に起きられました。1階のレストランで1人朝食を摂って、暇なのでロビーに戻ると、椅子に座っていた若いタイ人4人組、どこかで見たような……。
 ハルの大学の同級生でした。留学時には一応同じ学科だったのと、そもそもハルとよく一緒にいたのとで、ハルの友だちの中には私と話したことがある人もいます。向こうも私を覚えていてくれて、ちょっとだけおしゃべり。なんでも朝4時半にバンコクからバスで着いたんだそうです。ハード……なのに元気だな。
 程なく Ta ちゃん、オッキー、ハルのご両親も降りてきました。そして他にもう1人、ハルと同じ病院の精神科のお医者さんも合流。ここからこの日1日一緒に行動することになりました。
 この日の日程は、まず Ann ちゃんの実家で午前中に式を執り行い、日中少し時間を空けて、夜にホテルで披露宴です。
 午前中の式から参加させてもらうことになっているので、Ann ちゃんの親戚(従兄、だったかな?)の運転する車で移動しました。

 車でおおよそ20分くらいかな。遠くもなく近くもないくらいの距離の場所に Ann ちゃんの実家はありました。バンコク住まいの長い私にはやっぱり「タイの田舎」という感じのする風景です。家も高床式の古式ゆかしい佇まい。
 しかしかなり広いです。タイの特に田舎の方は女系家族で、お嫁さんの実家の近くに新居を構えるのが一般的なんだそうです。Ann ちゃんの家にも、おばあさんの家、おばさんの家、Ann ちゃんの家が同じ敷地内に並んでいました。
 で、ハルと合流した我々がまず向かったのは……誰の家だろう、これ。いまいちよくわからないまま連れられていき、そこでハルとご両親が新婦の親戚と何か話をしています。Ta ちゃんが通訳でご両親の隣にいるので、誰も解説してくれません。
 たぶん式の説明だとか、そういう話をしてるんだろうな、というくらいで見てました。
 それが終わると、一同立ち上がって移動開始です。そこで私、Ann ちゃんのお姉さんに呼び止められ、新郎のかばんを持って随行する役割をおおせつかりました。いろいろ説明されたんですが、恐らくは語彙の問題で、何が何やらさっぱりわかりません。そんな顔をしているとお姉さんも苦笑。とにかく付いていけ、後はその場で言うから、みたいな話になったので、ひたすらハルにくっついていくことになりました。
 そして新郎の行列が新婦の待つ家に向かっていきます。先頭にハルとご両親。お父さんは新婦へ渡す結納金?を飾り盆に載せて持っています。これ、500バーツ札を数十万バーツ分積んであるので、結構重いみたいです(向こうの習慣では、499,999 バーツのように、最上位桁が偶数で後は9を並べた額がよいらしいです)。
 そして友人や親戚(と言っても新婦の親戚。これ、今回は人数が少ないので新郎側と新婦側に分かれただけで、本来は新郎側の親戚がいるんじゃないかと思われます)が続き、ダンサー部隊と巨大スピーカー車がしんがりを務めます。スピーカー車からはずーっと音楽が大音量で流れっぱなし。これ、式が終わるまでずーっと流れてました。
 行列が新婦の待つ家に着くと、新郎と新婦を先頭に今度は式の会場に向かいます。が、そこにかわいい門番が金の鎖で道を通せんぼしています。まだ小学校低学年くらいの、Ann ちゃんの親戚の女の子2人で、お金だか贈り物だかを渡して通してもらいます。
 更に2組、美少女門番を買収して、ようやく式場となる部屋に到着。式場、と書くとそれなりに広そうですが6畳くらいの板張りの部屋です。
 そこで祭壇にお参りし、それぞれの両親に深く頭を下げ(というより、それぞれ同性の親の膝に額をつけて)感謝の意を表します。
 そして参加者の前で結納金?や結婚指輪を開いて見せます。充分写真を撮った後、指輪の交換をして、新郎新婦は主賓席へ移動し、Ann ちゃんの親戚なんでしょうか、おじいさんが2人に念仏を唱えつつ白粉を2人の額に塗りつけます。
 それから両家の両親を先頭に、来賓が2人一組になって、次々に2人の手首を繋ぐように白い紐を結んでいきます。変なたとえですが、カセットテープみたいな感じで、自分が持ったの端を輪にして手首に結んであるような感じ。私もやっていいらしい、となったので、オッキーと並んで Ann ちゃんの手首に紐を結んできました。
 式の参加者は6畳間には全然入りきらないくらいの数がいます。入りきらない人はどうするかというと、階下にしつらえられた食卓で待っているのです。
 そんな人々のために、実況役のおじさんが終始2人がどうしたこうした、という状況から持参金はいくらで指輪はどれくらいの価値があって、みたいなところまで赤裸々に伝えます。もちろんスピーカーから近所中に響いてます。
 で、そんな人数の人(全員ではないでしょうが)が紐を結ぶ時は下からも上ってくるので2人の手首に結ばれた紐は笑えるくらいの太さになります。
 さて、紐を結び終えると階上の部屋での式は終わり、新郎新婦は2人のために用意された寝室に入ります。もちろん入れる人はそれに続き、入りきらない人は外から覗き見ます。私は中に入らなかったのでよく見えませんでしたが、ここでもやはり両親がベッドに座って新郎新婦がその前にひざまづいています。
 そこで礼をすると、今度は新郎新婦がベッドの上に座って写真撮影会。そのうちベッドに2人並んで寝ころんだりします。
 ひとしきり写真を撮り終えると、新郎新婦でベッドの上に散らばった小銭を集めて、ご祝儀箱に入れていきます。これは夫婦2人で協力して稼いでいこうね、という意味があるとか。
 ベッドの上がきれいになると、今度は2人の手首を繋いだ紐を、お互いに引っ張ってちぎっていきます。これには困難を協力して乗り切っていこう、という意味があるそうです。だものでヘルプは一切なし。
 それほどしっかりした紐ではないので力一杯引っ張ればわりと簡単にちぎれるのですが、何しろ数が多いので大変。たぶん終わる頃には手が痛いんじゃないかな。ヘルプは一切なし、のはずが、Ann ちゃんのお母さんが見かねてティッシュペーパーを Ann ちゃんに渡してました。紐を直接握るより痛みがないですからね。
 これにて一連の儀式は完了。みんなでお昼ご飯の時間になります。前日から Ann ちゃんの親戚(の女性たち)一同で仕込んだという料理はどれもおいしかったです。
LPN03_Lunch.jpg
 さて、みんなのお腹がくちくなったところで一旦お開き。大方の出席者は流れ解散で、徐々にいなくなっています。と、ここでハルが突然私を呼んで、とあるテーブルに連れていきます。何かと思ったら、病院の同僚の女性の隣に私を座らせて、
ハル「春屋君、この人とかどう?」
アロヅ「どう、ってなんです?」
ハ「年上だけど、彼女にさ」
ア「いや、さ、じゃなくて!」

 どうもハルさん、自分の友だちのタイ人女性と私をくっつけたいらしいのです。しかも強引に連れてきておいて「じゃ、話しててよ」なんて言ってさらっと別の参加者の見送りに行ってしまいます。
 向こうの方も「あれって冗談じゃなかったんだ」みたいな顔して苦笑してます。そのまま自分の席に戻るのも何なので、お互い軽く自己紹介くらいはしましたが……もう名前も覚えてない
 我々(新郎新婦の親戚+Ta ちゃん&オッキー&私+朝から一緒の大学の友人4人+お医者さん)以外全員を見送ったところで、改めて親族同士でご挨拶タイム。少しだけお話して、来た時と同じ車でホテルに戻りました。
 これから6時開始の夜の披露宴まで、しばしフリータイムとなります。

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