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[底]見えない想い

  • 2014-02-03 (月) 1:56
  • vision

 アイマスの映画、2回目を観てきました。今回は来場者特典のまなさんの漫画!半分は REX のアイマスコミカライズの1話を収録してるので実質34ページでしたが、特典として考えれば十分すぎるボリュームです。まなさん版らしい日常系の語り方で、映画のオープニングを補完する内容でした。個人的にはゆきたかチームの映画のシーンが入ってるのがよかったです。オープニングではポスターのみで内容がほぼ語られなかったので。

 そして、本編でも前回とは意識して違うところや細かいところを見ようと考えていましたが、細かいところはむしろ前回の方が気が付いたような……。今回は伊織と美希、千早のことを見ていた感じになりました。

 さて、以下は追加のネタバレです。問題ない方は▽をクリックしてください。

 今回、まず気になっていたのは美希のこと。美希の見せ場はかなり少なくて、実質的には合宿中に律子に言われてダンスを披露するシーンとトイレで春香と会話するシーン、水瀬邸で志穂と会話するシーンの3つだけ。765プロ内でのトップアイドルとして、またミスマイペースとしてのちょっとした一コマはもっとありますが、私が見る限り重要なのはこれだけです。
 前回の記事でも書いたとおり、美希はミスマイペース、のイメージが強く、特定の数人以外は仲間意識は多少あるにしてもあまり深く関わっていないし、強い思い入れもない、という印象でした。ですが、映画の中での見せ場の後者2つで、それを覆されました。
 トイレで春香と会話するシーンでの美希は、春香に自分にはない、自分が欲しいもの(プロデューサーからの期待や信頼)を持っている、という思いを抱いていることが語られます。それでも、出がけに「ミキは自分にできることをやるの。ライブ、頑張ろうね」と、いろんな思いが込もった一言を置いていきます。
 自分とはまったくタイプが違い、自覚できるほど人をまとめるのに向いていない美希にまで「どうしたらいいのかな」と聞かざるをえないほど切羽詰まっている春香に、自分が春香自身の思いを答えとすることを待っていること、自分は春香を支えようと思っていること、春香が常に言う「みんなで一緒に頑張ろう」という思いをちゃんと共有していることを一言で伝えたのだと思います。
 美希らしい言い方だなと思いますが、自分だけがベストでも意味のないステージを前にして、春香をリーダーとして認めて、春香の迷いを理解した上で急かすこともしないのは、相当な信頼だと思います。
 それがあるから、志保が春香のこだわりを理解できないことを見て、それが春香の強みであると呟いたのだと思います。

 それと対照的に、春香に前に進むことを言っているのが伊織です。彼女が肝のところで場をコントロールする発言をしているのは、単に彼女の性格からかと思っていましたが、それ以上に、彼女は竜宮小町のリーダーだからなのか、とふと気付きました。
 竜宮小町が立ち上がった時、765プロはほぼ全員が上向いては来たものの、まだまだ売れてるとは言えない状態でした。また、映画でも「初めてリーダーを立てる」と言っているとおり、765プロのメンバーで「リーダー」というポジションに立ったのは伊織が初めて。律子もプロデューサーとしては新米で、これまでのように頼りきりにはなれない。だからこそ、伊織には自分がアイドルとして羽ばたくことだけではなく、あずさと亜美をまとめ、律子も含めた竜宮小町を主導していかなければならない、という決意とプレッシャーがあったはず。
 その中で、律子と二人三脚で竜宮小町を主導して、1年近く快進撃を続けてきた伊織だからこそ、春香の迷いに歯がゆい思いをしつつ、また自分とは違う意見を持ちながら、それ故に停滞せざるを得ない春香の状況をすぐそばにいて、背中をそっと押し続けていました。リーダーを任じられたからには、自分で考えて出した答えでメンバーを引っ張っていく必要がある、という信念と、春香は誰よりも春香自身が納得できる答えを出すはずだという信頼を持って、伊織は自分の意見を強く主張はせずに、ずっと春香を見守っていました。
 と同時に、チームワークの価値を見出せない志保にさりげなく、チームとしての765プロは決してお互いに甘え合うだけの関係ではないことを伝え、アリーナの広大な空間に呑まれた時にはチームの一員となるように手を差し伸べていました。
 「答えを出すのは怖いものよ」と言ったあずさに答えるように伊織が言った「転んだって、何とかしてみせるわ。それが私たちじゃない」という言葉。765プロのメンバーであることの誇りと自信、そして他のメンバーへの無条件の信頼と親愛を、観ている我々も含めた全員に伝えています。

 ある意味でそれとは一線を画しているのが千早です。1回目に観た時はあまり気にならず、むしろ千早の心境の変化を喜んでいたのですが、雪歩や真が先輩として、春香と伊織がリーダーとして後輩との関係を示されていること、貴音や亜美真美、やよいや響、あずさが仲間との関係を中心に描かれていること、律子がプロデューサーとの関係、プロデューサーとしての765プロのメンバーとの関係を描かれていることと比べて、千早はほぼ春香との関係のみがクローズアップされ、その他の部分が見事に省略されているのです。
 例えば、千早の趣味である写真について口にしたのは春香だけ。朝の発声練習やランニングも春香と2人。プロデューサーのニューヨーク行きでは衝撃を受けた顔はしていますが、仲間に向けて自分の思いや考えを口にはしませんでした。後輩たちが悩んでいる場面でも、彼女たちは千早の専門外であるダンスのために参加しているから、というだけでは、後輩との会話が全編にわたってたった一言というのは、やや不自然です。萩原邸、水瀬邸に分かれてお泊まりをしていた時も、千早のみ自室から外を眺めています。千早が母親をライブに誘うことを語るシーンでも、招待状を投函する時も、そばにいるのは春香だけ。
 もちろん、以前のように周囲と壁があるというわけでもありません。オープニングではレコーディングスタッフか、ディレクターでしょうか、男性とニューヨークでのレコーディングについてにこやかに会話を交わしていますし、合宿中にミーティングに参加している時には自然に参加しています。春香と志保がぶつかった日の帰りに雪歩たちを見送る時も自分が乗らないのにタクシーのそばまで見送っていますし、可奈の家に行った時は杏奈(だったと思うけど、自信がない……)と自然に行動を共にしています。ミリオンスターズのメンバーとの唯一のはっきりした会話はこのときの杏奈(?)とのそれですね。
 この辺の理由ははっきりとした答えがまだわかっていません。しばらく考えて、どこに答えがあるのか探してみようかと思っています。そして、志保が春香に食ってかかった時の厳しい顔も、最初に観た時は「春香をかばいたいけど状況的にも自分の意見からもそれができなくて抑えている」と解釈しましたが、二度目に観てそれも疑問に思えてきました。

 意外に千早のことで謎が残ってしまったような形になりました。が、実は今回、初回と同じように木曜日の夜に席を取りに行ったんですが、うっかり前売り券を忘れたのでその場でお金を払って買ってます。なので、前売り券を無駄にしないためにはもう1回行かないといけないのです。なんだか週刊アイマスみたいになってますが、次回はさすがに書くこと減るんじゃないかと……。

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